色々と面白かった防衛医大受験

今日は、防衛医科大学校について書きたいと思います!

そもそも防衛医大って?

防衛医大は、自衛隊医官を養成する学校です。

省庁大学校に区分され、

合格者は、無料で医学を学ぶことができます。

それだけでなく、自衛隊候補生として、

お給料ももらえます。

至れり尽くせりですね笑

 

ですが、卒業後に決められた年数自衛隊として働かなくては、

それまでの授業料を返還することになります。。

まあ、そりゃそうですよね。

その他にも、外出制限などもあります。

 

私が受験に至った理由

第一の理由は、試験の練習ができることです。

基本、第一志望の東大の試験対策を中心にしていくので、

押さえの私大の過去問などは時間がなくてほとんど出来ません。

そういった場合には、

初めて行く大学で、初めてみる形式の問題を解かなくてはなりません。

その練習になるかなっと思いました。

また、防衛医大は10月に試験があるので、

直前期でもない、割と時間がある時期に試験が受けられるのも魅力ですね。

第三に、駿台自衛隊員が来て、出願の受付をしてくれるので、

出願が楽であることも決め手となりました。

一次試験

時間割は

  1. 外国語     9:00〜10:30
  2. 数学     11:00〜12:30
  3. 国語     13:30〜14:15
  4. 理科     14:45〜16:45
  5. 小論文    17:15〜18:00

でした。おそらく例年もほとんど変わらないと思われます。

また、担当自衛官が一人につき一人つくので、

色々な事務作業は、その人とやりとりして進めていきます。

癖が強い試験

防衛医大の試験は、他の大学と一味違います。

(悪い意味で笑笑)

試験時間は大体5分短くなる

各教科の試験が始まった後、

まず試験問題の訂正が試験監督から伝えられます。

ですが、試験監督をしているのは、普通の自衛官です。

医学部の英単語なんか読めるわけがありません。

私の試験監督は

英単語を一文字ずつよみあげて訂正をするという暴挙に出ましたw

めっちゃ時間かかるし、もたもたしていて

受験生はみんな結構イライラしていました笑

英語だけでなく、理科なども

理科特有の記号の読み上げに手間取ったり、

数学の記号が読めなかったりと、ちょっと要領が悪かったです。

他大学のように、黒板に訂正を書けばいいじゃんって思うかもしれませんが、

受験会場は自衛隊の駐屯地なので

当然黒板なんてありませんw

まあ、試験官にもよるかもしれませんが、

他の教室で受験した友達も大体同じことを言ってたので

多分こんなもんなのでしょう。

そもそも訂正が多すぎる気もしますが、、、

試験中にラッパがなる

これは、受験を考えている人は

試験中、びっくりするかもしれないので、

一応覚えておいた方がいいでしょう。

私の受験した十条駐屯地では、数学の時間にラッパがなりました。

英語は難しい

結構難しいです。

けれど周りも当然出来ないので、気負わず頑張りましょう。

数学と理科が鍵

おそらく差がつくのは理数でしょう。

特に理科は、現役生は10月の時点である程度のことができないと、

浪人生に差をつけられてしまいます。

あんまり難しくないので、

完答を目指しましょう!

現役生は理科の出来具合で勉強の順調さも測ることができると思います。

浪人生はできて当たり前でしょう。

数学は年によって難易度が結構違うそうです。

マークの問題の点数が悪いと、記述解答を採点してもらえない、、、

という噂もあるので、マークの方を優先してといた方が良いと思います。

小論文

とりあえず、枠いっぱいにかけば大丈夫でしょう。

私は初めて書きましたが大丈夫でした。

合否にはあまり影響しない印象です。

 

一次試験後

まずは担当自衛官から電話がかかってきます。

『『おめでとうございます!!!』』

なんか、嬉しいですよね笑

そして希望者は二次の面接の練習を自衛官とすることができます。

私は模試が被ってていきませんでした。

ちなみに、模試切りして行った友達によると、

医科歯科志望とかがわんさかいたそうです。

 

二次試験

面接から始まるか、身体検査から始まるかは、受験番号によります。

私は身体検査からでした。

というか、大体の人は身体検査からです。

いろいろ検査をしますが、

基本的に学校の身体測定以上のことはしないと考えていいです。

また、唯一医大生と交流できる機会でもあるので、

楽しみましょうw

結構楽しかったです。

面接は、面接官にもよるでしょうが、

私の面接官は怖かったですwww

 

     面接官1    面接官2    面接官3

 

  

              自分

 

    書記官

 

三人から質問を受けていく感じになります。

私が受けた質問は以下のとおり。

  1. 防衛医大の志望理由
  2. 入学後の立場は理解しているか
  3. 公務員とはどうあるべきか
  4. 国民が自衛隊員に求めること
  5. 卒業後9年間の流れ
  6. なぜ9年間は自衛官としていなくてはならないか
  7. 医師と医官の違い
  8. 海外派遣について
  9. 日本を知らない人に日本をPR
  10. なぜ去年防衛医大を受けなかったのか
  11. 東大が第一志望であるが、なぜか
  12. 浪人生活はどうか

まあ、おそらく1〜8までは大体みんな一緒でしょう。

9は面接官によって違うと思います。

11は事前に配られる面接シートの第一志望に

防衛医大とかけば避けられますが、私はボロが出ると怖いので正直に書きました。

第三志望の欄に書きました。

 

結局面接はほとんど関係ないのでは?

面接は初めてで、結構おんなじことを繰り返してしまったりと、

下手くそな応対かつ第三志望

(友達とかは皆んな嘘ついて第一志望にしてました)

なのに受かったので、正直思うに試験の結果の方が比重が高いのでしょう。

一次試験突破のボーダーライン上にいる人にとっては

面接詳論が鍵になりそうです。

 

二次試験合格後

もちろん担当自衛官電凸して祝ってくれます。

そして、防衛医大が第一志望でないことを伝えると、

なぜか第一志望の合否が分かり次第報告することを求められました。

担当自衛官防衛医大の運営とは無関係なので、

本当は私が辞退するかどうかを知る必要はないんですけど、、w

(辞退する場合は合格通知と一緒に送られてくる辞退書を防衛医大に郵送します)

ちなみに、本来の定員は60名ほどですが、

合格者は300人程度いました。

補欠合格もおそらく300人程度でしょう。

結構な人数が辞退するので補欠でも普通に入学できそうですね。